2012年08月26日

ちゅうくん語り〜「銀河英雄伝説 第二章自由惑星同盟篇」&「撃墜王」

見届けました。ウォーレン・ヒューズ。

感じたもの、想いが強すぎて、言葉にできません。なので語りつくせていません。

単なる自分用の覚書として書きましたので、当分非公開にしておきます。もしご要望があれば・・・いずれ公開にするかもしれませんが、そんな要望はないでしょうしね。

もし今後公開するにあたって加筆等した場合は、その部分がわかるよう区別するなりして公開します。今私に語れる部分は「今」として。今後増えたらそれは「後日」として。



2012年11月11日公開



ウォーレン・ヒューズ。同盟軍単座式戦闘艇スパルタニアンパイロット。かなりの運動神経と反射神経の持ち主で、ポプラン達4人は「撃墜王」カルテットとして名を馳せている。ヒューズは4人の中で唯一の所帯持ち。原作の小説では1巻半ばを過ぎた頃に出てきて、次のページで死んでしまいます。

4月の同盟篇では主役はヤンで、スパルタニアンはあくまでも同盟軍の一部として登場しているので、とにかく出撃して帰って来て酒を飲んで・・・と、軍におけるスパルタニアンの立ち位置と、それぞれの個性をちょっとだけ垣間見ることができました。

陽気で女好きなポプラン。クールなコーネフ。お酒の飲めないシェイクリ。明るくてお酒が好きでちょっと大人なヒューズ。
始めのうち、ヒューズがどうしてちょっと大人に感じるのかわかりませんでした。でもアフタートークの日にちゅうくんが役作りについて、「マンガだとヒューズには娘がいるので、その設定を借りている。」と。それを聞いて納得。他のメンバーや兵士に比べるとどうもヒューズさんは女性に興味を示さない・・・というか、一歩引いてみんなを見ている。
セリフなどで具体的に娘がいるとわかるものはないんです。でも設定としてヒューズの中には「自分の帰りを待っている大切な家族がいる」という想いがあるから、明るい人だけどけしてはしゃぎ過ぎず、大人な振る舞いだったんですね。

スパルタニアンは1人乗りの戦闘機。劇場で戦闘機は飛ばせませんから、そこは映像の出番です。この映像がまたかなりカッコ良くて、マシーンとしてのスパルタニアンのカッコ良さと出撃のスピード感が迫力ありました。戦闘は映像と役者の動きで見せるという手法。なので、ある程度ステージから離れて全体の見える席で観たほうがわかりやすかったです。

同盟篇の初日に8月の撃墜王篇上演が発表されました。もちろんスパルタニアン乗りの彼らが主役のステージです。同盟篇では出番はけして多いとはいえなかったけれど、その中でも4人のキャラクターバランスなど8月に繋がるものをしっかりと確立して、印象を残せていたと思います。


いよいよ8月。撃墜王篇がスタート。スパルタニアンは4人と後輩3人の7人チームで。
4人のキャラクターバランスは同盟篇と変わらず、そこに後輩3人が入っても揺るぎませんでした。ヒューズはやっぱり大人で。明るくみんなを盛り上げながらも、これ以上やってはいけないラインをちゃんとわきまえている。遊ぶとこは遊びながらも周りがちゃんと見えている。乱闘で大騒ぎなシーンでも自分は入らず、一歩引いて全体を見ている感じ。

実は中川アッキーがトークの中で、「同盟篇のときから4人をまとめてるのはちゅうちゃん」と。稽古場でのそういう関係性がヒューズを通してステージ上にも表れていたのかな。

ヒューズの戦闘服、左胸の辺りには奥さんと娘さんが作ってくれたお守りが。「PAPA」ってアップリケで描かれているかわいいお守り。家族の愛情たっぷりですね。そして左手の薬指には結婚指輪。ポケットにはいつも家族の写真。
その写真を見せながら家族の話をするヒューズは本当に幸せそう。いいパパですね。

「どんなときも笑顔」ヒューズがいつも口にしていた言葉です。いつも明るく、笑顔で、大切な家族を守るために戦って、家族の待つマイホームに帰る。それがヒューズの日常。
もちろん戦争なんてないほうがいい。平和なほうがいいに決まってる。だから、家族と平和に暮らせる日のためにヒューズは戦っていたのかな・・・。

そんな日常が奪われる。原作を読んでいて撃墜王のストーリーを見れば予想はできることだけど・・・。

「そのとき」がいつか私もわかっていたから、その場面が近づくにつれて体が強張りました。今出撃していったらどうなるかわかっているから、「行っちゃだめ!行かないで・・・」と思いながら。
イゼルローン攻略後、帝国領内への侵攻でヒューズ戦死・・・。国家の外交的戦略的なものではなく、政治家の選挙対策のために決められた侵攻で。そんなことのために・・・。


ちゅうくんのヒューズ、最っっっっっっ高でした!いつもワイワイにぎやかなスパルタニアンの中で、やんちゃが過ぎるポプランを一線手前で巧く手綱をさばきつつ、元気な後輩たちを笑顔で見守り、自分は一歩引いて大人な振る舞い。かと思いきや、4月から宣言してた「スキマ産業」は見事にこなす。セリフとセリフの隙間にサクッと面白いことを挟んでくってことです。これがまた絶妙な間で、全然邪魔でもないし笑いもとれるし。
ちゅうくん。いつの間にそんな技を身に着けたんですか!?出すぎず薄すぎず、自然にそこにある存在感。
アンテナ張って全体を感じる、その感度が増した証なんでしょうね。

酒場でシェイクリに言う「テンションが下がる!」の言い方と、ちょっと食い気味のタイミングがなんだか好きでした(笑)。家族に電話をかけたときの「パパだよ〜」とか「遊園地に行きたいのか〜」とかいうのを聞いていると、本当に幸せな家庭なんだなと。
そうやってヒューズとシェイクリが明るければ明るいほど、二人の死の衝撃は大きなものとなります。

最期のとき、家族の写真に語りかけるヒューズ。最後の言葉は「俺は幸せだった」。
今そのシーンを思い出しても涙が出ます。その後のポプランの歌のとき、回想という形で出てくるヒューズ。写真を見つめ、お守りに触れるその表情は、優しく愛情溢れる温かい笑顔。それもとても自然に。本当に大好きで大切なものを見つめる眼差し。

この素敵な笑顔はしっかり目に焼き付けておきたい。そう思ったから、泣くのを堪えました。涙で歪んでしまってはちゃんと見えないから。

今回ちゅうくんのヒューズから感じたものは、本当はこんなものじゃないんです。もっと大きくて、もっと深くて、もっと優しくて、もっと強くて、もっと温かくて・・・。とても言葉で表現できるものではありません。少なくとも私は、この気持ちを表す術を知りません。
千穐楽まで見届けて感じた全てに、満ち足りて幸せな気持ちになりました。こんなことは初めてです。

劇団の先輩(三上くん)含む3人の後輩役にヒューズが「かわいい後輩だぜ!」って言うんですが、撃墜王の貫禄でとてもカッコイイ。
カッコイイとこ、面白いとこ、泣かせるとこ、その全ての深さと大きさを感じることができて、幸せでした。ちゅうくんも「ヒューズの全てを舞台で出してきた」とおっしゃってて、それを自分はしっかりと感じ取ることが出来ていたのも嬉しかったです。

そうそう、これを書いておかなくちゃ。
歌ったんですよ!!それぞれ1フレーズずつソロで。全然問題なし!心配なし!
中川アッキーの作った歌だから簡単なわけがないんです。きっとたくさん練習したことと思います。だって7拍子だそうで・・・・・・。私の人生で7拍子の歌に遭遇する機会はそうないと思う・・・。
歌のレッスン通ったり自主練したり、コツコツ積み重ねたものが形になってきました。ここで止めてしまわずに、もっと上を目指してください。必ずできます!

撃墜王の歌、「カルテット」といいます。ヒューズさんの「ベイベー!」が威勢いいです。ヒューズ亡き後、最初の頃は2幕の「カルテット」はヒューズの「ベイベー!」がなくて心なしか寂しく聞こえました。でも公演後半に観たら、モランビル(三上くん)が「ベイベー!」引き継いでました(笑)。わりとおとなしい子だったのにモランビルくん。劇中でのキャラクターの成長で殻破ったことの表れかもしれませんね。

ちゅうくんがヒューズをこんなに魅力的なキャラクターに作り上げました。私にとって忘れられない役です。この気持ちは宝物。終わってしまってしょんぼりするかと思いきや、何故かハイテンション!見届けた満足感ですね。
posted by 白ヤギ at 13:07| ちゅうくん語り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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